商品開発支援事業

現代は、地球温暖化や生態系の変化により環境変動への対応が極めて深刻なテーマになっています。従来の収穫技術や加工技術の見直しはもちろんのこと、販売チャンネルについても時代に適応した新しい構築を始める時期だと思われます。
生産者の皆さん、今の環境下にふさわしい商品をご一緒に考えてみませんか?ZEN風土は生産者の皆さんに寄り添い、生産者の皆さんに収益を還元することを目的として事業展開しています。

商品開発支援事業

主な事業内容

豊漁時に値崩れを起こさせない商品の開発

豊漁時に値崩れを起こさせない商品の開発

豊漁時に値崩れを起こしやすい鮮魚をメニュー提案し、豊漁時に一次加工・凍結することで、値崩れが起きないようにします。

前浜の宝物あり

前浜の宝物あり

地元でしか流通しない、小ロットの鮮魚を使用した商品を開発。供給量に見合う消費者とマッチングさせ、安定的な関係を築きます。
日本の国は広い海に囲まれ、権利がおよぶ海域面積は世界第6位です。スーパーや量販店に並んでいる魚だけではなく、各地の前浜にはまだ魅力的な魚はいます。産地を訪れ、生産者と触れ合い、生きた情報を発信していきます。

鮮魚の高付加価値化

鮮魚の高付加価値化

しっかりとした水揚げ、処理、鮮度管理されている魚をもっと消費者に理解いただくための、高付加価値化を提案します。

Case Studies

案件実績

実際に支援させていただいた実績をご紹介いたします

ヘダイから銀鯛へ
商品開発

15年ほど前、鹿児島県鹿屋市でカンパチの養殖を行っている漁師さんから「養殖網の周りにヘダイがいっぱい集まっている」という情報がありました。産地訪問時の夜の食事会での話題です。

当時は見向きもされない魚でした。翌朝船に乗り養殖現場を訪れると、養殖網の周りには銀色に輝くヘダイが群れていました。さっそく釣り上げ、漁師さん宅にて刺身をいただくと、養殖の餌を食べているせいか身はふっくらとほどよい脂乗りでとても美味。「銀鯛」と命名し、東京のレストランに紹介しました。以来白身魚として大好評を得て、今ではスズキや養殖真鯛と同価格帯で普及しています。

北限のシイラ
商品開発

シイラという魚をご存じでしょうか。南太平洋一帯ではマヒマヒと言われています。漢字では「鱪」と書きます。

漢字表記から分かるように、もともとは暑い国の魚ですが、近年は北日本近海にも生息しています。

しかしシイラを食べる習慣はなく調理法もあまり知られず捨てられていました。

8年ほど前、秋田県男鹿半島を訪れた際に漁師さんから「シイラがいっぱい定置網にかかって大変なんです」と相談を受けました。そこで、東京のフレンチ店シェフに紹介しました。

水揚げ後、素早く血抜き処理をし、フィレ加工したものを瞬間冷凍します。現地の丁寧な仕事により商品に付加価値を付けることができました。「北限のシイラ」と名付け、今ではフランス料理の白身魚として評価されています。

捨て魚が、フランス料理のメイン食材に大変身しました。

現在、各地の市場でも流通しています。

食にかかわる方々に、様々なご提案をしています。
気軽にご相談ください。

株式会社ZEN風土

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